生地の選び方

生地の選び方


何を作りたいかで選ぶ生地や素材が違うって知っていますか?

  

入園入学グッズだったりカバンを作りたいなと思って

手芸屋さんや百均に行っても、どの生地を選べばいいかわからず

悩んでしまいます。

  

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ハンドメイドの経験がないと手芸屋さんってハードルが高いですよね?

  

店員さんに聞きたくても 何をどのように聞いたらいいかさえも

わからず困る事もあります。

布とひとことに言っても、素材、厚さ、柄など種類も様々、悩むところも様々です。

そこで、今回は生地を選ぶ時のポイントと

ハンドメイド初心者さんにおススメの生地について紹介したいと思います。

   

   

初心者さんにおススメの生地は?

何を選べばいいか迷ったら、まずはコットン(木綿)を選びましょう。
コットンは古くから私たちの生活に欠かせない素材として使われてきました。


特に衣類の中で最も身近な素材といってもいいくらいでしょう。
コットンは肌触りもよく、縫いやすく、
家庭で気軽に洗濯できるという点でも扱いやすい生地です。

ポーチや巾着などの小物や洋服、カーテンやシーツなどといった大きなものまで、幅広い用途に使えます。


生地には「素材」のほかに「織り方」 「糸の太さ」などの違いで
様々な名称で呼ばれています。


ここでは初心者さんにおススメの生地とその特徴を紹介します。

  
  

コットンの種類

ガーゼ

通気性、吸収性に優れた素材です。

肌触りがよくとても柔らかいのが特徴で赤ちゃんの衣類や肌着、マスクなどによく使われます。

また、肌への刺激が少ないために敏感肌の方にも使い易い素材となっています。

ガーゼの中にはダブルガーゼと呼ばれるものもあり、
これは薄いガーゼを2枚合わせて1枚の生地にしているので、
厚みが増してふんわり感が長持ちします。
  
  
  

ブロード

ブロード生地とは目の詰まった平織の織物で、
生地面に横畝(よこうね)があるのが特徴です。

滑らかな中に張りのある独特の感触と柔らかな手触りで
光沢のある上品な生地です。


もともとブロード生地は羊毛を使った毛織物でしたが、
現在はコットンを使った綿ブロードが一般的です。


上品な光沢はシャツやブラウスに、
また、丈夫でしわになりにくい生地なので
スカートやワンピース、エプロンなど幅広く使われます。
  
  
  

シーチング

シーチング生地はブロード生地に比べると太い糸で粗く織っているので
織り方の密度は低く通気性のいい生地になります。

そのため柔らかくしわになりやすいといった特徴もあります。


シーチング生地は通気性に優れており、シーツやまくらカバーなど
寝具全般におススメの生地です。

また、ティッシュカバーやブックカバーなどの
ちょっとしたポーチにも最適です。
  
  
  

オックス

入園入学用の生地の定番といえばオックス生地

縦糸と横糸をそれぞれ2本ずつそろえて織っているのですが
この生地の特徴は厚みがあるのに通気性がいいことです。


定番のシーチング生地と比べると厚手で丈夫なのですが、
細い糸を使って織ってあるので強さとしなやかさを兼ねそろえており
初心者さんでも扱いやすいバランスの良さが魅力の生地です。
  
  
  

キルト

2枚の布の間に綿や柔らかい羽毛などを挟んで縫い上げており
厚みがあるため見た目にも温かさを感じることができます。

綿はそんなに重みがあるものではないので厚みの割には軽く柔らかい生地になります。

キルト生地もオックス生地同様、入園入学グッズ製作の定番といってもいいくらいの生地です。

この時期になるとキルト生地で作られたレッスンバッグやシューズケースなど、
手芸屋さんにも見本品が飾ってあります。




生地の厚みは普通地がいい

初心者さんにおススメの扱いやすい生地の厚さは普通地です。
生地は薄すぎても厚すぎても縫いづらくなります。
 

薄すぎると縫い目が引きつれてしまったり
厚すぎるとミシンが進まなかったりミシン目が飛んでしまう
ということがあります。
そのほかにも厚すぎると縫い代がしっかりと折れないなどの
トラブルも出てきます。


とは言っても、作るものによって布の厚さは変わります。
ハンカチのような薄い生地で鞄を作ると中に物を入れるのに
不安がありますよね。
逆にキャンバス生地など、鞄に使われるような厚みのある生地で
巾着ポーチを作ると紐で口を絞るのにとても力が必要に
なってしまいます。



作りたいものの特徴にあった生地選びが必要です。